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スーパードルフィー・他球体関節人形・カスタマイズフィギュア・1/6ドールとまったり日々を送るブログ。
リアルなお人形・ガラスの目玉、たまにカスタム中のバラバラ人形写真有です。ご注意ください。
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碧景房にやってきたその子は、褐色の肌をした凛々しい男の子でした。
「名前」
「貴方の名前。何と呼べばいいのかしら」
「どうぞ、お好きに」
彼は、少し困ったように微笑しながら、そう言いました。
「だって、前のところの名前があるんでしょう?」
「しろは、しらゆきなのー」
「はい。…でもそれは、以前のオーナーのところに置いてきましたから」
「でも…」
「…それが、俺のオーナーの、最後の注文なんです」
そう言って彼は、にっこり笑いました。
以前のオーナーの事を大切に思っているんだな、と伝わってくる笑顔でした。
「……りく」
スイがだしぬけに言いました。
「りく?」
「大陸の『陸』。貴方、今日からはそう名乗りなさいな」
スイはいつもの調子でそう言いました。
「りくちゃんなの!」
シロが、うれしそうにそう言いました。
スイはつんとした表情のまま、自分のティーカップに目をやると、再びいつもの調子で言いました。
「貴方、お茶の作法はご存知?」
「お茶…ですか?」
「ええ。英国のお作法でね」
「かしこまりました」
「スコーンも忘れないのよ。解っていて?」
「…やってみます」
そう微笑んで。
「陸」は、めでたく碧景房の一員となったのでした。
最近では、すっかり尻にしかれちゃってますけど…ね★
「名前」
「貴方の名前。何と呼べばいいのかしら」
「どうぞ、お好きに」
彼は、少し困ったように微笑しながら、そう言いました。
「だって、前のところの名前があるんでしょう?」
「しろは、しらゆきなのー」
「はい。…でもそれは、以前のオーナーのところに置いてきましたから」
「でも…」
「…それが、俺のオーナーの、最後の注文なんです」
そう言って彼は、にっこり笑いました。
以前のオーナーの事を大切に思っているんだな、と伝わってくる笑顔でした。
「……りく」
スイがだしぬけに言いました。
「りく?」
「大陸の『陸』。貴方、今日からはそう名乗りなさいな」
スイはいつもの調子でそう言いました。
「りくちゃんなの!」
シロが、うれしそうにそう言いました。
スイはつんとした表情のまま、自分のティーカップに目をやると、再びいつもの調子で言いました。
「貴方、お茶の作法はご存知?」
「お茶…ですか?」
「ええ。英国のお作法でね」
「かしこまりました」
「スコーンも忘れないのよ。解っていて?」
「…やってみます」
そう微笑んで。
「陸」は、めでたく碧景房の一員となったのでした。
最近では、すっかり尻にしかれちゃってますけど…ね★
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