忍者ブログ
THANKS
おたんじょうび
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
プロフィール
HN:
えいな
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
ドール達とまったり日常を過ごしてます。
バーコード
最新CM
最新TB
ブログ内検索
スーパードルフィー・他球体関節人形・カスタマイズフィギュア・1/6ドールとまったり日々を送るブログ。 リアルなお人形・ガラスの目玉、たまにカスタム中のバラバラ人形写真有です。ご注意ください。
[40]  [39]  [38]  [37]  [36]  [35]  [34]  [33]  [32]  [31]  [30
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

碧景房にやってきたその子は、褐色の肌をした凛々しい男の子でした。

「名前」

「貴方の名前。何と呼べばいいのかしら」

「どうぞ、お好きに」

彼は、少し困ったように微笑しながら、そう言いました。

「だって、前のところの名前があるんでしょう?」
「しろは、しらゆきなのー」
「はい。…でもそれは、以前のオーナーのところに置いてきましたから」
「でも…」
「…それが、俺のオーナーの、最後の注文なんです」

そう言って彼は、にっこり笑いました。
以前のオーナーの事を大切に思っているんだな、と伝わってくる笑顔でした。


「……りく」

スイがだしぬけに言いました。
「りく?」
「大陸の『陸』。貴方、今日からはそう名乗りなさいな」
スイはいつもの調子でそう言いました。
「りくちゃんなの!」
シロが、うれしそうにそう言いました。
スイはつんとした表情のまま、自分のティーカップに目をやると、再びいつもの調子で言いました。
「貴方、お茶の作法はご存知?」
「お茶…ですか?」
「ええ。英国のお作法でね」
「かしこまりました」
「スコーンも忘れないのよ。解っていて?」
「…やってみます」


そう微笑んで。
「陸」は、めでたく碧景房の一員となったのでした。







最近では、すっかり尻にしかれちゃってますけど…ね★
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
この記事のURL:       
←←   うわあああ  HOME  so-dongちゃん。   →→
忍者ブログ*[PR]